【2020年版SEO予測】出会い系アフィリエイトのSEO分析【施策公開】

【2020年版SEO予測】出会い系アフィリエイトのSEO分析【施策公開】 SEO

【2020年のSEOトレンドと施策を知りたい人】

出会い系アフィリエイトにおけるSEOトレンド予測と、2020年に実施すべきSEO施策を知りたいです。この間実施されたGoogleのコアアップデートにより順位が下がりました。アップデートの度に順位が下がったり上がったりでビクビクしたくありません。

このような疑問にお答えします。

私は2000年前半から出会い系と出会い系アフィリエイトを始めて、月平均10~20万程度をコンスタントに稼ぐサラリーマン副業アフィリエイターです。

MAX時は本業の月収を超えたこともあります。

2019年9月末に、Googleのコアアップデートが実施されました。

このアップデートに関するGoogle公式ブログを読み解いてみました。

これを踏まえて2020年のSEOトレンド予測と私が実施しようとしている施策を解説します。

2019年9月末のGoogleコアアップデートを読み解く

2019年9月末のGoogleコアアップデートを読み解く

Googleは検索結果を的確なものとなるような改善を毎日のように実施しています。

また、これとは別に年に数回、検索アルゴリズムに大幅な変更を加えています。

このような大幅な変更を「コアアップデート」と呼んでいますが2019年9月末にも実施され、多くのサイトが順位を下げたり、逆に上げたりしています。

コアアップデートは特定のジャンルに大きな影響を与える場合が多く、今回のアップデートで恋愛系コンテンツは2018年3月に実施された「恋愛アップデート」ほどの影響は出ていません。

とはいえ、キーワードによっては大きく順位が変わっているものもあります。

例えば「ラブサーチ」で検索した場合の1ページ目は、アップデート前とほとんど変わってしまった状況です。

今回のアップデートに関して、ウェブマスター向け公式ブログで説明がされていますから、この内容を読み解いてみたいと思います。

  • コンテンツの再評価
  • コンテンツに集中する
  • 品質評価ガイドラインと E-A-T について
  • 掲載順位の回復とその他のアドバイス

ぞれぞれ説明します。

コンテンツの再評価

最近のアップデートおいて、品質の悪いコンテンツの順位を下げるのではなく、品質の良いコンテンツを上げることに注力している傾向が強いです。

2018年3月の「恋愛アップデート」でも同様で、今まで正当に評価できなかった高品質なコンテンツの順位を上げたため、相対的にあなたのコンテンツ順位が下がったと明言しています。

つまり、あなたのコンテンツを下げるためのアップデートではないということです。

今回のアップデートでも同様なことを説明しており、これまで過小評価されていたコンテンツの順位アップを見込むアップデートとなります。

ペンギン・パンダアップデート以降、この流れは顕著となりました。

順位アップのみを目的としたブラックな手法は完全に通用しなくなり、Googleがやりたい本質である「高品質コンテンツの順位を上げる」ことに完全にシフトしたといえます。

ですから、検索結果の1ページ目に入るということは、ユーザーの検索キーワードに対して10番以内のニーズを満たすコンテンツであるか?ということを強く意識する必要があります。

コンテンツに集中する

コアアップデートによって大きく順位を落とした場合、あなたのページに修正すべき明確な問題があるとは限りません。

ですが、ほとんどの人は慌てて半ばパニックとなり、小手先の修正を繰り返してしまいます。

例えば、以下のような修正です。

  • タイトル修正
  • 文章にキーワード追加
  • 文章の加筆
  • ドメイン変更
  • 被リンクをブロック

残念ながらこれらの修正によって順位が戻ることはありません。

これは、私自身が体験済みでして、恋愛アップデート時に上記対策をしたものの順位は微動だにしませんでした。

アップデートによって順位が下がった場合の対策として、高品質コンテンツの提供に集中することだとGoogleは一貫して説明しています。

高品質コンテンツか否かを自己評価する場合の質問リストを提供しています。

【コンテンツと品質に関する質問】

  • コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供しているか?
  • コンテンツは、特定のトピックに対して包括的または完全な説明を十分に提供しているか?
  • コンテンツは、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
  • コンテンツが他の情報源から得られたものである場合、単なるコピーや書き換えでなく、付加価値とオリジナリティを十分に提供しているか?
  • 見出しやページタイトルは、内容を説明する有用なものになっているか?
  • 見出しやページタイトルは、コンテンツを誇張したり、読者に強いショックや不快感を与えたりするものでないか?
  • ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
  • コンテンツは、雑誌、百科事典、書籍に掲載または引用されるような価値があるか?

【専門性に関する質問】

  • コンテンツは、明確な情報源、関係する専門知識の証明、著者またはコンテンツを公開しているサイトの背景情報(著者ページへのリンクやサイトの概要ページなど)など、掲載されている情報が信頼性の高いものであることを示すための情報を提供しているか?
  • コンテンツを制作しているサイトを調査した場合、そのトピックに関する権威者としてそのサイトが信頼されている、または広く認識されているという印象を受けるか?
  • コンテンツは、トピックに関して明らかに充分な知識を持つ専門家や愛好家によって書かれているか?
  • コンテンツに明らかな誤情報がないか?
  • お金や人生を左右するような問題について、このコンテンツを安心して信頼できるか?

【コンテンツの提示方法や制作に関する質問】

  • コンテンツに誤字やスタイルに関する問題がないか?
  • コンテンツは適切に制作されているか?急いで制作されたような印象を与えていないか?
  • コンテンツが大量生産されていたり、多数のクリエイターへの外部委託によって制作されていたり、大規模なサイト ネットワークに散在しており、個々のページまたはサイトのプレゼンスが低下していないか?
  • コンテンツに、主要なコンテンツを妨害したり注意をそらしたりするほどの大量の広告が掲載されていないか?
  • コンテンツは、モバイル デバイスでも適切に表示されるか?

【比較に関する質問】

  • 検索結果の他のページと比較した場合、コンテンツは十分な価値を提供しているか?
  • コンテンツは、サイトの訪問者が本当に求めるものを提供しているように思えるか?あるいは、検索エンジンで上位に表示するためだけを狙って作成されたように思えるか?

これらの質問リストは非常に重要であり、1つ1つの質問に対してあなたのコンテンツを客観的に評価してみてください。

質問項目の中には比較的簡単に判断できるものもありますが、ほとんどは抽象的な質問となっていますから、あなたのコンテンツに対する具体的な判断は難しいかもしれません。

また、抽象的な質問対して自信をもって「Yes」とは回答できないはずです。

なぜなら、自信をもって「Yes」と回答できるのは、狙ったキーワードで1ページ目に表示されているコンテンツだけのはずだからです。

ですから、これらの質問に対して自信をもって「Yes」と回答できるように、高品質コンテンツに集中し愚直に作成し続けるしかありません。

大幅順位落下に対して、何かしらの対策をすれば順位が元に戻るような時代は、とっくの昔に終わっており、ユーザーニーズを満たし続けるコンテンツをコンスタントに提供し続けることこそ高順位を維持する唯一の対策だということです。

品質評価ガイドラインと E-A-T について

Googleはアルゴリズムが適切な結果を提供できているか否かを検証するために品質評価者が存在しています。

品質評価者の機能としては以下のとおりです。

  • 品質評価者の判断が直接的に検索アルゴリズムに利用されない
  • 品質評価者はレストランに設置されているお客様アンケートのようなもの
  • 品質評価者は E-A-T と呼ぶ基準で評価するための特別な訓練を受けている

Googleはソフトウェアによる順位決定アルゴリズムとは別に、人手による順位評価が存在することは広く知られています。

品質評価者は品質評価ガイドラインの特にE-A-Tの観点から評価しています。

E-A-Tとは以下を意味し、ここ数年Googleが重要なガイドラインとして盛んに推奨しているものです。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

今回のアップデートでも E-A-T が高品質コンテンツを判断するために非常に重要な要素であることが分かります。

掲載順位の回復とその他のアドバイス

Googleがあえてこの内容をブログに公開したのは、毎回のコアアップデートで多くのサイト管理者が右往左往し、思いつくまま目先の修正に走ることへの警鐘だと考えられます。

目先の修正で順位はすぐには戻らず、数か月後の次回コアアップデートで高品質コンテンツに修正できていたら戻りますと説明しています。

一方で、毎日の小さなアルゴリズム更新でも順位が戻るかもしれないとも説明しています。

つまり、Googleも順位決定のアルゴリズムは進化中で、不完全な部分も多々あるため高品質コンテンツにも関わらず一時的に順位を下げてしまう場合があるのだと私は理解しています。

順位を戻すことを目的とした修正や、順位を上げることだけを目的としたコンテンツ作成は本質ではありません。

ユーザーニーズを満たすコンテンツを愚直に作成し続けることだとあらためて認識しました。

【2020年版】出会い系アフィリエイトSEOトレンド

【2020年版】出会い系アフィリエイトSEOトレンド

今回のコアアップデートを踏まえて、出会い系アフィリエイトジャンルにおけるSEOトレンドを考えてみました。

ポイントは以下のとおりです。

  • ポイント①:E-A-Tの具体的な実装
  • ポイント②:コンテンツに対するシグナル収集
  • ポイント③:企業運営Webメディアとの戦い方

それぞれ説明します。

ポイント①:E-A-Tの具体的な実装

先にも説明したとおり、昨今のGoogleはE-A-Tを非常に重要視します。

出会い系アフィリエイトジャンルにおいて、E-A-Tを高めることはジャンルの性質上難しいと言わずるを得ません。

とはいえ、無視することはできませんから私が考えるE-A-Tの高め方の具体的な手段を説明してみます。

Expertise(専門性)

出会い系ジャンルにおける専門性とは何かを考えると、誰よりも専門的な知見を有したコンテンツである必要があります。

つまり、出会い系サイトやマッチングアプリで公式にアナウンスされているような情報(登録人数だの、コンセプトだの)を発信したところで専門性があるとは評価されません。

プロフィールの書き方やメッセージの書き方などは鉄板コンテンツですが、誰よりも専門的な知見をもとに作成する必要があります。

どこかのサイトをそのままリライトしたような内容では評価されませんから、プラスアルファであなたしか持っていない専門的なノウハウを付け加える必要があります。

例えば、プロフィール内容によるマッチング率の違いを実際にテストし、定量的なデータをエビデンスとしたノウハウの公開などです。

出会い系や恋愛ジャンルは、定性的で数値化しにくいコンテンツになりがちですが、だからこそ定量的な視点を盛り込むことで専門性を高めることができると考えます。

Authoritativeness(権威性)

医者が作成した健康に関するコンテンツはそれだけで権威性が高いと評価されます。

出会い系や恋愛ジャンルにおいて、恋愛カウンセラーや恋愛心理学者が作成するコンテンツは権威性が高いと評価されるかもしれません。

しかし、私も含め上記のような肩書を持たない人間が、権威性を高めることは容易ではありません。

ですから、自分のプロフィールを明確にしてこれまでにどのような経験と実績があるかを示したうえで、コンスタントに専門性の高いコンテンツを作成し続けるしかないと思います。

やがて「あの人が発信していることなら信頼できそうだ」という認識がSNS等を通じて広まっていきます。

これにより、権威性が高まり、更にGoogleのシグナルによる評価が高まると同時に、この後説明する信頼性も高めることができるはずです。

どこの誰が書いたか分からないコンテンツにしないために、あなた自身のことを明確にしたうえで、先に説明した専門的なコンテンツをコンスタントに発信し続けることこそが権威性を高める手段だと思います。

Trustworthiness(信頼性)

出会い系アフィリエイトジャンルは信頼性が高いコンテンツは決して多くありません。

むしろ、信頼できない怪しいコンテンツばかりな状況です。

2018年3月の恋愛アップデート以前は、体験談コンテンツが鉄板でしたが「簡単にセックスできました」だの「人妻とヤリ放題!」のような信頼性の低いコンテンツばかりでした。

現在は体験談コンテンツでは上位表示できないという認識が一般的になっていますが、正確にいうと信頼性の低い体験談コンテンツは評価されないということです。

つまり、信頼性のある体験談コンテンツであれば評価されると考えています。

私の考える信頼性のある体験談コンテンツとは、データに裏付けられた内容だと信じています。

例えば、以下のようなデータです。

  • マッチング率の測定結果
  • 何回のメッセージ交換で会えたか
  • 何回目のデートで交際できたか
  • 何回目のデートでセックスできたか

上記に加え、期間のデータを提示するのも必要です。

これからマッチングアプリの利用を検討している男性が知りたいことは何?を考えると読まれる体験談がどのようなものか分かるはずです。

ポイント②:コンテンツに対するシグナル収集

冒頭で読み解いたGoogle公式ブログで以下のことを説明しています。

  • コンテンツに関して収集できるシグナルを探している
  • ページ間のリンクは有名なシグナルの1つで、それ以外にも多数のシグナルが存在する
  • それらのシグナルが人間が関連性を評価する方法とどれくらい相関しているかを確認している
  • 検索結果の信頼性を守るためにそれらのシグナルを公開していない

このように、高品質コンテンツを判断する手段の一つとして、外部からの評価(シグナル)を収拾し検索結果に反映しているということです。

被リンク以外のシグナルは非公開ですが、おそらくSNSでどのような評価がされているかは見ていると考えられます。

SNS等で「出会いキングの内容って参考になるわ!」というつぶやきが増えると、私のサイトの評価が上がるということです。

さらに、誰がつぶやいたかも重要なはずで、例えば、恋愛カウンセラーが「出会いキングの内容って信頼してOK!」などとつぶやくと、私のサイトの評価は爆上がりになると思います。

これは、実世界でも同様でして、本人が「私は信頼できる人間です」というよりも、権威のある第三者が「あの人は信頼できる」と言った方が、はるかに信頼度が増すということです。

ポイント③:企業運営Webメディアとの戦い方

少々視点が異なりますが、2010年代後半から出会い系アフィリエイトジャンルにも企業運営のWebメディアが参入してきました。

当時のSEOトレンドは、長文大量コンテンツが評価されていたため、複数のプロライターにコンテンツ作成させてSEO対策している企業メディアは非常に強い状況です。

この傾向は現在も続いており、例えば「マッチングアプリ おすすめ」でググると1ページ目サイトのほとんどは企業運営メディアであることが分かります。

企業Webメディアとの唯一の戦い方は、プロライターには決して書くことができないディープでギラギラしたコンテンツを提供し続ける他ありません。

つまり、プロライターは文章を書くプロではあってもい、出会い系やマッチングアプリのプロではないということです。

これを意識したコンテンツを作成し続けることができれば企業Webメディアと互角以上に戦うことは可能だと信じています。

詳しくは以下を参照ください。

出会い系アフィリエイト企業Webメディアに負けない戦術【SEO対策】
出会い系アフィリエイトで企業運営サイトに勝てる気がしない人 最近は出会い系アフィリエイトのジャンルにも企業運営のWebメディアが参入してきました。多くのキーワードで上位になっていますが、個人のサイトが彼らに勝つこと...

私が実施する2020年のSEO施策【筋肉質なサイト作り】

私が実施する2020年のSEO施策【筋肉質なサイト作り】

最後に、簡単ですが2020年に私が実施しようとしているSEO施策の項目だけ紹介して終わろうと思います。

施策①:定量的コンテンツの充実

先にも説明したとおり、出会い系アフィリエイトジャンルにおいて専門性を高めるための最強のエビデンスは数字だと思っています。

かつ、出会い系ジャンルで取り入れにくい要素でもあり、それはライバルがなかなかマネできないということでもあります。

工数はかかりますが、それ以上のリターンがあると確信していますから引き続き充実させます。

施策②:SNS連携の強化

今さら感が強いですが、私はSNS連携は完全に出遅れています。

とはいえ、出会い系ジャンルではしっかりとSNS連携できているサイトは少ない状況ですから、まだ十分に間に合うと思っています。

施策③:私自身のブランディング

ブランディングとは、ユーザーに以下のような認識を持ってもらうことだと考えます。

  • 出会いキングの管理者は何でも知っている
  • 出会いキングは専門的だ
  • 出会いキングは信頼できる

この対策をすれば明日ブランディングできるという話しではありませんから、まずはプロフィールページを充実させつつ、施策①と②を愚直に実行するのみです。

以上、3つの施策を説明しましたが、順位が上がらない99%の人はSEO以前の問題を抱えています。

それは、継続できないことです。

よく聞くフレーズですが「まずは100記事書きましょう」は私も賛成です。

100記事書くまで継続できない人は、どんなにSEOの知識を得たとしてもそれを実践する場がないのと等しいからです。

この記事を読み終えてあなたが行動すべきことは何でしょうか?

今回は以上です。